刑事用語解説


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ニュース報道が理解できる 常識として知っておきたい言葉

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[用語索引]
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捜査機関
告訴/告発/被害届
参考人/被疑者/被告人
執行猶予
留置場/拘置所/刑務所
前科

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刑事手続の解説



捜査機関

犯罪捜査をする組織のこと。代表的には、警察・検察官。警察は犯罪捜査を行い、検察官は警察官が捜査した資料を基に起訴・不起訴を判断し,刑事裁判において証拠を提出して有罪を立証する。検察官が自ら捜査を行うこともある(例:東京地検特捜部)。
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告訴/告発/被害届

-告訴

犯罪の被害者など一定の告訴権者が捜査機関に対し犯罪事実を申告し、刑を科すことを求めること。強姦罪などの親告罪は告訴がないと裁判ができない。告訴により捜査が開始する。捜査の後、検察官は起訴/不起訴の決定を告訴人に通知する。さらに、不起訴の時、告訴人の請求で不起訴の理由を通知する。

-告発

犯罪と直接関係ない第三者(告訴権者、犯人以外)が告訴をすること。効果は告訴と同じ。

-被害届

単に犯罪事実を捜査機関に申告すること。刑を科すことを求める意味はない(=捜査機関に捜査の義務は生じない)。
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参考人/被疑者/被告人

-参考人

特定の犯罪につき何らかの情報を持つと思われる者。被害者や、何らかの犯罪に関わった疑いのある者(マスコミではこれを重要参考人という)など。参考人に特定の犯罪の嫌疑が生じれば被疑者となる。

-被疑者

特定の犯罪の嫌疑を受けている者で、まだ公訴提起されていない(裁判を受けていない)者。捜査の対象。黙秘権がある。マスコミで言う「容疑者」。

-被告人

公訴提起された者。
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執行猶予

裁判所が刑を科す時に、刑の執行を一定期間猶予すること(すぐに懲役や罰金などにせず釈放する)。犯罪者の自覚による社会復帰を目的とする。執行猶予がありえるのは宣告刑が3年以下の懲役・禁錮または50万以下の罰金の場合。猶予期間は1年以上5年以下で、無事経過すると、刑は科されない。猶予期間中の再犯などにより取り消されることがある。
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留置場/拘置所/刑務所

-留置場
警察所に併設された逮捕者などを一時的に収容する施設。俗に言うブタ箱。警察庁管轄。勾留された被疑者や被告人が収容されることも多い(代用監獄)

-拘置所
勾留された被疑者や被告人が収容される施設。法務省管轄。尚、死刑囚もここに収容される。拘置所と刑務所を合わせて監獄という。

-刑務所
禁錮・懲役刑を受けた受刑者が収容される施設。法務省管轄。
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前科

一般的には刑を受けたことを指すが、法令上の用語ではない。前科は戸籍や住民票に記載されることはないが、法律上の資格制限(罰金以上の刑を受けた者は特定の資格や職業・選挙権などに制限がある)を科する確認のため一定期間本籍地の犯罪人名簿に記載される。犯罪人名簿の記載期間は新たに罰金以上の刑を科せられない時に、罰金の場合5年・禁錮以上10年である。この犯罪人名簿は一般には公開されていない。この期間を無事経過すると、法律上の資格制限はなくなり,道義的にはともかく、法令上は全く一般人と同じ扱いとなる。また、犯罪暦は犯罪人名簿とは別に警察の犯罪者データベースに記載され、犯罪捜査に利用されているが、このことを前科というのではない。

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